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京の都一人ぶらり旅! 随心院唐棣<はねず>踊り見聞記! [旅]

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京の都一人ぶらり旅! 随心院唐棣<はねず>踊り見聞記!
 
 今日は雨模様でしたが、「唐棣<はねず>踊りは、屋外から屋内に切り替えて行われました。唐棣とはうす紅色のことをいいますが、京の山科小野の、真言宗「善通寺派曼荼羅寺随心院門跡は紅梅の名所としてつとに有名ですが、特にこの寺の紅梅は、唐棣と呼ばれ、古くから親しまれてきました。

 この随心院は、小野小町縁の寺で彼女を慕う深草の少将の百夜通いの話は有名です。少将は誠に悲運と言うか、悲願をこめて、通い続けたにも拘わらず、99日目の大雪の日に、代人を立てたのが運の尽きで、儚い恋に終わってしまったのであります。<98日も頑張ったのだから、幾ら雪でも自分で行くべきでしたなあ。「そんな雪でもよう来て下さいました」なんて感激されてハッピーエンドだったものを!!! 根性が無かったなあ!!!残念!!!>

 その後の小町は、毎年「はねず」の咲く頃、老いの身も忘れたように、里の子供たちと、楽しい日々を過ごしたと言う。

 「はねず踊り」は、この随心院に伝わる、小野小町の伝説を、テーマとしたものであるが、童歌の類の常として、何時頃から歌われ、踊られたかは、定かではないが、今から50年程前に、随心院の「はねず<梅>」が衰え始める頃までは、毎年「はねず」が咲く頃に、里の子達が、家々を回り、門内の庭で、踊っていたのである。随心院の「はねず<紅梅>」が見事に蘇った、昭和48年の春に、「はねず踊り」の復活を願う人たちの、努力に応え、古老の記憶を辿り、50年前の、歌詞・曲・振り付けを蘇らせたのである。

 今日は、11時・13時・15時と三回あったのですが、11時に上演されたものを見ました。地元の京都テレビと、朝日放送が取材していましたので、今日のニュースで放送されると思います。13時からのは、「狂言(土蜘蛛)」がプログラムに入っていて、こちらも見たかったのですが、何せ、屋内なもので、人数が限られ、また11時のを見るために、8時頃から並んでいたとかで、とてもそんな元気が無かったため、次の方たちに譲りました。

 まあ京都の踊りですから、ゆったりした、優雅なものでした。はねず踊りは、小学生が踊りました。神社仏閣巡りも数多く回りましたが、こういう行事を見る機会はあまり無く、随心院は昨年の桜の咲く頃来た事がありますが、また全然趣が違って、充分満足して帰ることが出来ました。

 その後、醍醐寺に行きましたが、枝垂桜が、何本も境内にはあるのですが、一分咲というところでした。蕾も大分膨らみ、この一週間くらいで、櫻の見頃になりそうです。関西は最南端の和歌山では昨日開花宣言が出たそうです。
いよいよ櫻の季節ですね。

唐棣踊り<今様>
 あ~りゃ これ これ これは楽しや 小野のお寺の おどりでござる はねず踊りと申してござる
めでためでたの こりゃせ おどりでござる みんなそろうて さあ おどりはじめじゃ めでたやな
めでたやな
少将さまがござる 深草からでござる 毎夜よさりに 通うてござる 榧の木の実で 九つ十と
日数かぞえて ちょいとかしまみりゃ 今日もてくてく よう お遊びじゃ
少将さまがござる 深草からでござる 雪の夜道を とぼとぼござる 今日でどうやら九十と九夜
百夜まだでも、まあおはいりと あけてびっくり よう おかわりじゃ
少将さまがござる 曼荼羅さんにござる 小野の梅ノ木 はねずでござる 雪が止んだら
もう花付けて、 春やめでたの 鶯なけば 朝の野面で よう お遊びじゃ
小野様でござる 曼荼羅さんにござる 小野のはずねは 紅梅でござる 花はうすべに
九つ十の わらわあつめて 手拍子そろえ はねずおどりに よう おうかれじゃ
あ~りゃ これ これ これは楽しや 小野のお寺の おどりでござる
はねず踊りのかたちでござる めでためでたの こりゃせ おどりでござる みんなそろうて
さあ おどりおさめじゃ めでたやな めでたやな

■ それに付けても、99日目も、根性を見せるべきであった。 成就したならともかく、成就もせず、命まで落として、いくら童歌といえども、子供たちに囃され、踊られちゃあ、立場がおまへん。最も成就し、小町ちゃんと、懇ろになってしまえば、他の男どものジェラシーをかってこんな伝説も世にも残らず、有名にならなかったかも!!! それにしても小町ちゃんも、指折 り数えて<というか榧の実を数えて>待っていた節もあるから、草深の少将も今一つだったね え!!! 惜しかった!!!>






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