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旧上高井郡役場と構内の桜 未だ3分咲き! https://youtu.be/dKlAZhQ84F8 [桜紀行]

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 平年に比べて10日ほど早く開花宣言された桜が気になって、「旧上高井郡役場」や、坂田山共生の森、普願寺に行ってきました。最初に行ったのは、旧上高井郡役所。上高井郡の行政の中心的な役割を果たし、その後数々の変遷を経て、現在市民の交流と各種歴史資料の収集、展示を行い親しまれている施設です。

 この施設は須坂市常盤町にありますが、この常磐町には、須坂藩主堀家の館がおかれ、明治時代以降も官庁の建物が多く建てられ行政の中心的なところでした。上高井郡役所は明治23年(1890)の「府県制・郡制 」の公布に伴い正式に開庁した役所です。その後、大正6年に須坂町が土地を提供し、長野県が建築設計の元、この建物が建てられ、大正15年(1926年)まで上高井郡役所として使用されました。その後「上高井郡連合事務所」「長野県経済部出張所」、昭和17年(1942年)からは「上高井地方事務所」となりました。長野地方事務所に統合になってからは須坂保健所として利用されましたが、保健所が、県立須坂病院の傍に移転されたのを機会に平成18年(2006年)須坂市に譲渡されました。

 建物は木造2階建て、寄棟造り、瓦葺。上げ下げ窓を持つ洋風建築で、薄緑色に塗られた外壁はドイツ下見という板張りの工法。正面玄関車寄せ上にはテラスを備え、その上部には切妻破風(ペジメント)が見られるなどバロック様式の特徴を色濃く伝えています。

 現在は「須坂市旧上高井郡役所」として、市民の交流と各種歴史資料の収集、展示を行う施設として使用されています。館内には映写技師として仕事をされ、須坂市の住民だった小林創氏[故人]が、ポスターパンフレットをはじめ、スチール写真、各種映画に関わるさまざまなグッズを須坂市に寄付し、その品々を展示している「映画コレクションコーナー」もある。この小林氏は、学校や、寺(境内に野外スクリーンを設置して)などに、やって来て、映画を上映し、我々にいろいろな映画を見せてくれた人です。

 建設当時は県内にも同様な役場がいくつも建てられましたが、今ではこの須坂市にある建物だけとなってしまいました。須坂市は、「大正6年の建築以来100年近く使用された建物」を耐震補強、修復し、市内に残る貴重な文化遺産として後世に残しました。須坂市で最も古い公官庁の建物です。

 肝心の桜ですが、玄関先にある桜は、つぼみが膨らんだ程度、南側にある桜は、気温が高いこともあってか、3分咲き程度でした。一寸撮影には早すぎたようです。いよいよ須坂の桜も満開が近くなっていますが、本日は朝から雨が降っており、少々寒いので心配です!

         旧上高井郡役場と構内の桜 未だ3分咲き!
         https://youtu.be/dKlAZhQ84F8


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