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正当性」と「合法性」ということ! [日記・雑感]

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正当性」と「合法性」ということ!

 いま斡旋収賄とか、やれ国会内で、「おぬしも悪よのう!」などと、水戸黄門のドラマの中に出てくるような話が嫌というほど起きている。国会議員の政治活動費の処理なんかはものの見事というしかないほどの出鱈目さである。歳費や政務活動費などで、有り余るほど受け取りながら、「ガリガリくん」のたかだか120円くらいの領収書まで出すという有様は本当に異常である。期待する方が無理というインテリジェンスのない話しだ!「民間企業では絶対に通らない話である。ましてや税金から歳費を貰っていれば、尚更に分を律してしかるべき話である。[民間企業は自分が稼ぎ出した金だから好きなように使おうが勝手だが、税金から禄を食んで居れば襟を正して当然ではないか!] これが立法を司る国会議員様の所業というのだから我々貧乏人=納税者は堪ったものじゃない。人に法律を遵守せよという立場の者が、(自分の作った中途半端な)法律も守れないというのは、どう考えてもおかしいし、恥を知れと言いたい!

 活動費の説明のつかない事態に陥っても、「法律に違反していない」という一点で、不問に付せられるのは、我々納税者からみれば「ふざけるな!」という一語に尽き周到納得できる話しではない。以前から度々の不祥事が起こり、大甘な規制法も、流石に世論に抗することが出来なくなって、「改正(法律は常に正しい方向に変わるとは限らないが)」されてきた経緯がある。しかし議員の規制を議員自身がやるというお手盛りだから、出来れば「緩フン」状態で収めたいという意思が見え見えだから、厳しくしたように見えて、実は抜け道だらけだったりする。

 そんな法律の定めに合致しているという事が、実は「合法」ということの意味なのであって、それに「正当な意味」が備わっているかどうかは、全く別問題である。要するに国民全体に掛かる政治の方向性が、金の威力によって捻じ曲げられないという事が、規制法の主旨であると思うが、それを(意識的に)国民の反発を逸らせればいいくらいの程度で改めているので、合法と正当は一致しないという事が非常に多くなっている。

 挙句の果てに、貰った金を返したからとか、発言を取り消したから問題ないとか、やりたい放題にふるまわれ、その上「(大甘な)法律に違反していないから問題ない」とさっさと片付けられて幕を引かれてしまう。

 何時まで経っても、斯様な不祥事が無くならないのは、こういう中途半端な法律と、議員の、何をやってもお咎めがないという繰り返しが原因と思われる。やったら大臣どころか、議員も辞めさせられるというくらい徹底したものにしなければこういう事態もいつまでも続く。[大体議員になる人はこういうことはしない、もしやったとしても潔く認め、自らを律することが出来るという高い見識があるという(性善説的な)前提があっての議員だった筈だ!]今は見る影もない!←われわれ平凡人よりも劣るような議員が非常に多い![特に何をするでもないのに高額な歳費を貰えるという安易な立場がそうさせているのだ!高額な歳費を貰っていれば国民のために汗して働くというのが普通の感覚ではないのか!定員なんか削減しなくてもよいから、歳費や政務活動費を半分にせよ!それで嫌だったら、国民のために、さっさと政界を去れ!]

 何年か前に、「何とか還元水」農水大臣というのが居て、最後に自殺した議員が居たが、あれは違反したのは明白という事で職に留まらせなかったら、自殺まで追い込まれることはなかったと思う。官邸の立場や、メンツがあった結果だと思うが、黒を白と言い張った挙句、本人は板挟みに遭って、自殺したというのが本当のところだと思う。正当性に鑑みて、悪いことは悪いといって、職を辞せる法意識にしておかないとこういう悲劇は今後も起きる。そんなことも意に返さず、「カエルに面に小便」的な器量(!?)でなければ大臣など勤まらぬというのでは政治は腐敗するのみである。一億総活躍社会!再チャレンジ社会!とお題目を唱えても、高給を食み、不正をいくらやっても再チャレンジ出来るのは(国会議員に限らず)議員様だけなんて洒落にもならない!

 「巫女のくせに・・・」などと主客転倒した発想では、今後不祥事は続出するばかりだ。(事実これでもかという程続出している) 公僕という言葉は死語になってしまったと言わざるを得ない状況である。



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