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【健康】ストレスは病気を誘発する!「笑う門には福来る!」は科学的根拠がある! [健康]

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【健康】ストレスは病気を誘発する!「笑う門には福来る!」は科学的根拠がある!
 
 病気発症のきっかけはストレスだと言われています。ストレスとは単に「(精神的な)悩み」だけではありません。その他に、「(肉体的な)継続的刺激」、「過労」、「寝不足」、「過食」、「薬剤の長期使用」などがあります。それらは、「(自律神経のうち)の、交感神経(以下①と称す)の優位な状況の持続」を作り出すという共通点があります。生体は、交感神経と副交感神経(以下②と称す)のバランスの上に成り立っています。これがシーソーの様に、一方が優位になれば、もう一方が劣勢になり、それぞれの機能を果たす様になっています。①は「活動的なモード」の時に機能し交感神経は「修復(リラックス)モード」の時機能します。

 ヒトは日中活動しますが、この時は、生体を修復する「分泌物」を一切止め、血小板の機能(外傷を受ける機会が増えるのでそれに備え出血を止めるため)をあげ、行動的になります。一方②優位の時は、日中のアクテイブなモードで疲労した生体の修復をし、翌朝からのアクティブモードに備えます。それぞれの神経には、白血球中の「顆粒球」・・・①、また同じく②には白血球中の「リンパ球」が連動しています。顆粒球には、アドレナリンのレセプター、リンパ球には、アセチルコリンのレセプターを持っています。

 精神科医で豊岡台病院長の枝廣篤昌氏は「笑いは副交感神経を優位にし、自律神経のバランスを調整する。NK細胞(リンパ球の一種)が活性化され、コルチゾール(ストレスホルモン)も下がるので、免疫力もアップする」と言っている。

 1日当たりの活動的なモードが長時間に亘り、またそれが長期に亘るような場合(即ち働き過ぎ=過労)は、アドレナンが優位な状況、引いては顆粒球優位な生体環境を招きます。顆粒球はリンパ球と同様、免疫を司るものですが、真菌や比較的大きな細菌を「活性酸素を振り掛けて殺傷する」という性質を持っています。アクティブモードが長く、しかもそれが長期に亘ると、活性酸素が過剰状態になり、本来の免疫機能を越えて生体を攻撃する状況に陥ります。またアクティブモードが長く続くということは、当然「修復のモード(寝ているとき行われる)」機能が落ちるということになりますから、一層生体の病気発症リスクは大きくなるという事になります。これで「働き過ぎ」と「寝不足」が病気発祥のきっかけになるということが分かると思います。

 薬剤は、現在化学合成されたものが多く、また錠剤、顆粒、カプセルは化学物質を介在させて作るので、いずれにせよ化学物質が生体内に入ることになります。化学物質は、人類の歴史上接触したことがないもので、生体にとって「異物」となります。異物ということは、生体にとって「必要ではないだけでなく邪魔立てするもの」ということと同義ですから、脳は「そんなもん外に出しちゃえ!」と命令を出しますが、生体にとって馴染みがないものですから、肝臓でも解毒出来ません。仕方がないので化学物質は血流にのって、生体内を廻り、宿便(なんと体重の6%存在するといわれている)に張付いたり、臓器に滞留します。それらが「酸化ストレス」を誘発し、活性酸素過剰の生体環境を作ります。  
活性酸素とは、病気の90%の原因と言われている元凶です。生体を構成する細胞を酸化させるのです。(食品添加物なども同様理由で病気発症の原因になります!)

 さて過食がストレスの要因とは意外と思われるかも知れません。現在の食環境は、3食腹一杯食べることは可能ですが、ヒトに限らず、動物は、空腹であることの方が普通の状態でした。百獣の王ライオンでさえ、今日・明日縞馬を倒して、肉をかっ喰らわないと一族郎党飢え死にしてしまうという切羽詰まった生活をしていました。それが普通だったんです。血糖値を下げるホルモンはインスリンしかありませんが、上げるホルモンは3種類あるということを見ても、生体が如何に餓えた状態が普通だったが解ります。3食腹一杯食べるということは、動物にとって、普通じゃない状態なのです。したがってストレス状態になり、病気発症のきっかけになります。

 以上述べてきたように、ヒトの本来あるべき生活習慣に不自然さがあると、それが即ストレスになるということが分かると思います。それだけ生活習慣とは、健康維持のためには大切なものであるということです。極端にいえば、日が沈んだら、寝て、日の出とともに起き、食事はバランス良く、腹8分目にし、休息を充分とり、気を明るく持って、病気になったら、ホメオスタシス(生体恒常性)を最大限発揮させ、製剤などに頼らず暮らすことが肝要だと思います。

 現在は精神的ストレスが過重に掛かる社会的環境にあり、人間関係もギスギスしており、精神的ダメージを強く受け、鬱病になる人も多い現状です。①と②のバランスが崩れ、(通常は①と②が1日のうちに優位になったり、劣勢になったりバランスが取れているのですが)①が優位になりっぱなしになった状態が、自律神経失調症、もっと極端になった状態が即ち欝病です。「眠れない」というのも、ストレス状態が恒常的になり、①が興奮状態に陥り、劣勢になることがないのが原因です。こういう状態から脱出するときに、睡眠導入剤を飲むというのは、逆効果で、却って症状を悪化させます。出来るだけ、自然な生活習慣が重要な所以です。



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