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一生働いてきて、「老人破綻」、「老後破産」の憂き目に遭うとは、なんとも情けねえ!世の中になったもんだ! [日記・雑感]

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一生働いてきて、「老人破綻」、「老後破産」の憂き目に遭うとは、なんとも情けねえ!世の中になったもんだ!
○28/06/25 埼玉県坂戸市。87歳夫が85歳の妻を殺害。夫は10年に亘り妻を介護。しかし生活費も儘ならず、将来の希望もないことを悲観。妻の鼻や口を押さえ付けた。
○27/11/21 埼玉県深谷市。両親の介護を熱心にしていた三女が両親と無理心中を図る。母親は認知症・パーキンソン病を患い三女が10年前から看護していた。(その間三女は仕事を辞めた)貯金も底をつき、その間74歳の父親が新聞配達をして家計を支えていたが、父親も病に倒れて一家は行き詰ってしまった。生活保護を申請した翌日、父親から心中を持ちかけられ、三女も同意。車ごと川に入ったが、水没せず、三女が両親を掴み、水深が深い方へと進んだ。母親は、「(そんな方へ行けば)死んじゃうよう!」と泣き叫んだが、心で詫び乍ら凶行に及んだ。まさに生き地獄だ!
○28/05/10 町田市。87歳妻が、92歳夫を絞殺後自殺。
○28/02/05 埼玉県小川町。83歳の夫が、介護中の77歳の妻を刃物で首を刺して殺害。夫にも首に切り傷があり、無理心中を図ったと思われる。夫は逮捕。拘束中2週間に亘り食事を拒否。送付先の病院で死亡。
○27/12/17 栃木県那須町。71歳の夫が、69歳の妻を殺害。妻は脳出血を患い、後遺症で寝たきりになり、夫が介護にあたっていた。更に妻に認知症が出て、一層精神的に追い詰められていた。
○27/01/17 千葉県野田市。77歳の妻が、72歳の夫を刺殺。介護施設入所費用の捻出のために、家を売却する必要があったが、同居の息子夫婦との仲が悪化。そのことが夫殺害の引き金になった。
○26/12/06  東京都大田区。77歳の夫に、睡眠薬を飲ませた上、バットで殴った80歳の妻が、殺人未遂で逮捕される。無職の息子が、唯一の収入であった年金を食い潰し、自身も体調優れず、将来を悲観し心中を図った。
○ 27/07/08 大阪枚方市。親を介護していた71歳の息子が、92歳の認知症の母親を刺殺した。生活費に詰まり、バイトを掛け持ちして頑張ったが、収入が不足し、食事にも事欠いた上の犯罪だった。

以上長々とここ数年間の「介護殺人」事件を列挙してみた。事件の加害者を追い詰めた「生活環境」と、「精神状態」は、決して他人事ではない。自分や、配偶者の日々衰えていく身体だけでも心細い上に、金銭的にも追い詰められ、絶望感に襲われる。

日本福祉大学の湯原悦子准教授(司法福祉論)は、過去18年間に起きた、被害者が60歳以上の「介護殺人事件」は、実に716件に及んでいる。うち夫婦間での事件は、333件。うち夫が加害者だったケースは、240件。男は周囲にも相談できずに、1人で抱え込んでしまうケースが殆どだという。28年に入っても既に15件の発生をみている。

原因は、「介護疲れ」と、「将来への絶望感」だという。配偶者の気持ちを慮って、施設に入所を考えず、自宅で、自らが、一手に介護にあたるケースが増えている。しかし老老介護なので自らの体調も思わしくなくなる。仲の良い夫婦程、相手を不憫に思い、精神的にも追い詰められ殺害に及ぶ。一方介護の苦痛に加え、経済的に行き詰まり、貯金も底をつき、返す当てもないから借金もできない状況=老後破産に陥っての事件も多い。

現在老後破産は自分には無縁だと思うのは危険だ。高齢者が増える中、高齢者間の経済格差がますます拡がり、年金受給者の4割が、年155万円以下の所得者層ですが、これだけでは生活をすることすら難しい。貯金ゼロ世帯が30%に及ぶというが、日々の生活で手一杯という事だ。しかも今後年金額の削減が確実な情勢になっている。物価も上がる。医療費も上がる。保険料も上がるなどなど。生活が先細る要因のてんこ盛りだ。益々困窮する方向にある。生活することに精一杯のところに、家族が入院(看病疲れや、経済的不安で鬱病になるケースが増えている)したり、子供が職を無くしたりすれば、一発即老後破綻・破産に陥る。情けない世の中になってしまった!

老後破綻・破産に陥ってしまったら、躊躇なく、生活保護を受けよう! 生活費の支給もありがたいが、介護保険料の負担も無くなり、医療費も免除される。お国のお世話になるのを遠慮しがちだが、とかく一生懸命働いてきたのだから躊躇せず申請しよう!



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