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日本の近視人口の割り出しはどのように推定しているのか!? [日記・雑感]

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 日本の近視人口の割り出しはどのように推定しているのか!?

いろいろな統計数字が出されているが、どのように算出されているのだろうか?
近視人口の算出を例にとって述べてみよう!

 5歳以上17歳未満の層については、近視人口を容易に把握することが出来る。それは「学校保健統計調査」なるものがあるからである。しかしながら18歳以上については、規模と言い、正確さといい学校保健統計調査に匹敵するような統計は果たして存在するのか?

 では手も足も出ないかと言えばそういう訳でもありません。では何を頼りにするかといえば、警察庁の「運転免許統計」を参考にするのです。自動車運転免許証を取得する際や、更新する際は、必ず視力検査が行われます。免許証取得および更新の際は、「片目で0.3以上、両眼で0.7以上」の視力が確保されていることが要件になっています。裸眼でこれ以下の主力だと、「近視」と判定され、メガネやコンタクトレンズの着用が義務付けられています。近視人口把握にこれほど確かでよいデータはありません。

 この統計で、近視人口は3870万人(2013年)となっています。自動車免許保有者は、8275万人。運転免許証の取得できる年齢は18歳だから、18歳以上の人口を調べてみると、1億700万人だから、次の推定が成り立つ。即ち18歳以上の約77%が免許を持っていて、そのうちの46.8%が近視であり、免許を持っていない人の近視率も同じと仮定すると、18歳以上のうち、5千万人が近視と割り出せる。17歳未満は、先ほどの「学校保健統計調査」の結果数字を使います。(高校進学率などを加味し算出)裸眼視力0.3未満を近視とすれば、224万人と把握できた。

 これら数値を寄せていくと、日本人の近視人口は、5200万人~5300万人となる。

小生もサラリーマン時代、全国の「チョコレートの販売額」などを推定したことがある。自社の販売額はそれこそ1円レベルで正確に把握できるのだが、他社の数字は、どうしても推定になる。困ったことに、エリアによって、各社販売アイテムが違い、新製品の導入エリアも異なる。量販店や、CVSのシェアなどを実測して、推定するのだが、これが中々難しい。これで算出した、日本の総販売額をベースに、いろいろなデータを出すのだが、社長様(!?)に報告する為にも使う為、自社のシェアに拘るため、どうしても他社の数値が小さくなりがちだ!どっち道「推定値」だから、ある意味やったもの勝ちみたいなことになってしまったのだが、先ほどの近視人口みたいな客観性の数字があれば、もっとましな推定が出来ただろう!今から思えば「そんな事でよかっただろうか?」と冷や汗が出る思いは今でも変わらない。これが「お国の政策立案に使う数値」だったら、こんな訳にもいかないだろう!しかし今の経済評価の仕方を見ていると、さして変りもないような気がしない訳でもない。お国は何処へ!



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